じんわり野菜スープと天然酵母のパン
年末だからといって特別なことはしないで普通に過ごしています。
12月に入ってから残業が増えてしまって、睡眠時間も十分に取れなかったのでさすがに肌荒れが気になっていて。
年末年始はリカバリーに当てようと思っていたので、栄養を補給するためにも野菜をたっぷりと入れたスープを作ってみました。
一応、フランス人シェフが紹介しているポトフのレシピなども見てみたんだけど、結構材料が多かったりしてね。
結局、イタリアにいた頃、家庭で作っていた『だしを取るためのスープ』みたいになってしまいました。
イタリアでは野菜といろいろな部位の肉を入れて数時間煮込み、いわゆるスープストックみたいなものを作っておいて、それをリゾットを作るときに使ったり、小さなパスタ(今の時期ならトルテッリーニ)を入れたりして食べます。
入れる野菜はにんじん、たまねぎ、セロリ、イタリアンパセリ(この4つは必須)、そしてほんのり色付けするためにプチトマトをいくつか。
たまにジャガイモを入れていたけど基本はこのくらい。
ちなみにイタリアのキャベツはあまりおいしくなくて、葉がとても硬く(折り曲げようとするとパキッと折れる)新鮮なものが少ないので、入れません。
だしが出た後の肉には塩コショウとオリーブオイルをかけて、おかず(というかメイン)として食べます。
こういうときに大切なのが、一緒に食べるパンね。日本では見つからないんだよなー、イタリアで食べていたようなパンが。
昨日、デパ地下でこのパンを見つけて、天然酵母と書いてあるしいけるんじゃないかと思って購入したのですが、まあこれはこれでおいしいけど、イタリアで食べていたパンとは違うよなとやっぱり思いました。
なんかね、しっとりしてるんですよ日本のパンって。
多分パサパサで硬いと売れないからなんだろうけど、なんでこんなにふにゃふにゃしてるのって思うの。
いや美味しいんですよ美味しいんだけど…。
だいたい、あっちのパンって、買ってきた翌々日ぐらいには軽石ぐらいの固さになって、パン切り包丁でものこぎりをひくようにガリガリやらないと食べられないんだけど、日本のパンって固くならないよね。
そこに差があるんだなぁ。
先日、フランス在住の方が「フランスのバゲットは買ってから数日経つと凶器並みに硬くなる」と書いていらして、ほんとにそれ!と思ってしまった。
あと、イタリアのキャベツもすごく硬くて重くて巻きがこれでもかっ!!てくらい強くて、普通にこれが3階の窓から落ちてきて、頭を直撃したら命落とすな…ってレベルでした。
で、硬くなったパンをどうするか。たはは、そうなっちゃったからにはもう、ね…。
という感じで、あとはチーズ削り器にかけて自家製パン粉になる運命をたどるわけ。 無駄がないんですよ。イタリアの台所が懐かしいなー。
アクリルセーターの毛玉、毛羽立ちに。テスコムの毛玉取り
毛玉取りを買うなら断然コードタイプがいい。今日はそんな話しをします。
イタリアから帰国後フリーランスで仕事をしていたのだけど、数年前から外でもお仕事をするようになり、そうなってくるといわゆるオフィスカジュアルという服装で出かけなくてはならなくなって。
あまり服にお金をかける趣味はないので、楽天で手頃な価格の2年くらいで買い替える…というのを繰り返しています。
冬はざっくりとしたニットにスキニーパンツというスタイルが定番なので、ニットが大量にあるんだけど、 アクリルとかポリエステルの安い素材が多いせいか毛玉がすごくつくんですよね。
アクリルのざっくりした感じは手入れも楽だし、汚れてもガンガン洗えるから嫌いじゃないんだけど、毛玉もさることながら毛糸のヨレっていうの?毛羽立ち?みたいなものが目立つんですよね。
もともとウールやカシミヤと違うかせんだから毛玉がつくと本当に安っぽく見えるし、だらしない。そんなわけで購入したのがティファールの毛玉取りでした。
これね…全然だめだった。本当に毛玉です!って主張してくるくらいのわかりやすい毛玉が取れたんだけど毛羽立ちは全然改善せず。
そんな話をお友達にしたら、 コードタイプの毛玉取りを試しに使わせてくれることになり、お借りしてみたのがテスコムの白いほう。
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これがすっごい取れるんだわ。毛羽立ちもかなり改善するし、新品みたい!とまではいかないけど、だらしない印象は一掃できる感じ。これは多少高くても買うべきかなと。
同じものを買おうと思っています。染み抜きやご飯の冷凍の仕方まで教えてくれる、貸してくれたお友達に感謝。
それにしても、最近アクリルよりもポリエステルが多いニットが増えていて、ちょっとがっかり。アクリルのざっくりした質感が好きなんだけど、これも去年買ったものと画像は同じなのに、届いたものの素材が違くてびっくり。
去年の方がよかったなー。
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花とくだものを部屋に飾る
最近、楽天で購入してヒットだったと思ったのが、山崎実業さんのフルーツボール。
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こちらのショップさん、送料が安くて、発送も早かったです。ありがとうございました~。
くだものって置き場所に困りませんか?積んでおくと崩れてくるし、冷蔵庫に入れたくないし。
イタリアで生活していたときは、どこの家にも大きめのフルーツボールがあって、バナナやりんご、ぶどう、プルーンなど季節のくだものが積んでありました。
くだものって置いてあるだけで、絵になるんですよね。フルーツボールを購入して改めて思いました。
そういえば、中原淳一さんも著書の中で「くだものと花を部屋に飾りたい。でも果物と花は身上をつぶすと言われているから、困ってしまう」というようなことを書いていらした。いいね。
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私が読んだのは別の本だけど、こんな風に花を部屋に飾ることに特化した本が出ていたの知らなかった。欲しい。
ふと思ったのだけど、私が昭和のスタイルに強く憧れるのは、中原淳一さんの影響が大きいんだなあ。団地に住みたかったのも、それが影響していそう。
昨日、病院で経過観察の検査を受け、特に問題がなかったので自分へのご褒美に花を購入したところでした。
とても良心的な価格の花屋さんで、ポインセチアが400円、シクラメンが200円でした。シクラメン、もっと買えばよかったかな。
次は観葉植物もチェックしてみよう。
団地に住むなら必須!本当にカビが生えない・バイオくんの力
引越ししてきた当時、『入居したらやること』の項目にあったのがカビ対策。
お風呂場はもちろん、北側の部屋や押入など、部屋全体にカビが生えないように家具を運び込む前にケアしておく!と皆さんが推奨していました。
団地は建物が古いので、とにかく湿気対策が大切なんです。特にお風呂場と押入!まずはこちらを実施してケミカルの力でカビを予防しました。
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こちらは実施後、数日薬品の匂いがしていました。
お風呂場だけではなく、部屋にも実施。これももう一度やらないとなー。
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ただし、このらくハピシリーズ、効果が2カ月程度しか持続しません。楽天を見ていたら、納豆菌を使ってカビ対策ができる『バイオくん』という商品を見つけたので、こちらも併用することに。
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こちらのショップは個数制限があるものの、1個なら定形外、2個以上ならゆうパケットで送ってくれるので、送料が安くすみます。いろいろ調べたけど、こちらの癒しの村さんが一番、安かったかな。
こちらは押入用ですが、両面テープを使って天井に貼るだけ。こちらは半年もってくれるので、コスパもよしです。
お風呂場はこんな感じ。おくだけじゃだめで、天井部分に貼るのがポイントみたい。薬品を使わないので、変な臭いもしないし、本当にこれで効果あるの?と思ってました。
でも入居から半年たっても、カビはまったく生えず。押入もお風呂場もカビのような湿気くさいにおいもしません。
お風呂場はこんな感じ。
カビらしいカビも生えないし、なくてもよかったかなーと思いつつ、半年たったし新しいバイオ君を注文するか…といったん古いバイオ君をはがして3日後…。
お風呂場の床にカビがー!!!
バイオくんは実にいい仕事をしてくれていたことが分かりました。もともとケミカルならくハピと時間差で併用しようと思っていたので、買い置きがあったらくハピを実施してバイオくんの到着を待つこと2日…。
いやー、納豆菌の力ってすごいですね。
気を付けたいのは、バイオくんを設置した状態でらくハピのような薬品を使うと、バイオくんの菌がダメージを受けてしまうのでNGというところ。
併用するときは、私のようにらくハピを使って、完全に臭いが消えてからの方がいいと思います。バイオくんもらくハピもそんなに安いもんじゃないのでね。
これからの季節、室内外の気温差による結露が気になる時期。お部屋のなかも、お風呂場もカビ対策をきちんとしていきましょー!
バイオくん、本当におすすめですよ!
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楽天快適インテリアのプチプラソファ
一人暮らしを始めてみて、やっぱり必要だなと思ったのがソファー。
一人暮らしとはいえいい大人なので、ワンルームは厳しい&団地の雰囲気が好きというわけで団地に住んでいる私。
四人掛けのダイニングテーブルを置いて、仕事のデスクとしても兼用しているのですが、くつろぎたい時にそこに座っていても全然ゆっくりできないのです。
とはいえリビング以外の部屋は和室なので、ソファーを置くにはラグが必要。でも、なかなかちょうど良いサイズのラグが見つからなくて、まだ購入できていません。
じゃあやっぱりリビングに小さいソファーを置こうと思って買ったのが画像のソファー。私が購入したときは9,800円だったんですが、今は値上がりしてしまいましたね。
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結論から言うとほぼ満足しています。
部屋の広さ的にあまり大きいものはおけないし、将来的に考えて大きな家具は増やしたくない。
組み立てもとても簡単だったので一人でできました。
画像では淡いベージュのような色に見えたのですが 、少し濃いめのベージュといった感じ。単一のトーンではなく、ツイードっぽい生地です。
座っているときはこちらのスツールに足を乗せています。
横になると当然話がはみ出る(身長169cm)のですが、まあまあ快適かな。
それにしても購入を検討していた時にお気に入りに登録したこのくらいの二人掛けのソファーが軒並み値上がりしていますね。円安の影響もあるんだろうか。
1万円をきるとなると難しいですね。この価格なら、こっちでもいいかなぁ。
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四畳半にニトリのすのこベッド・セミダブルを置くと
四畳半にセミダブルのベッドを置いてみました。
ベランダの入り口や押入をふさがない、という風に置く向きを考える必要はありますが、他に家具がなければそれほど圧迫感もなく、寝室として十分に機能しそうです。
私が購入したのはニトリのセミダブル、ベッドフレーム。コンセントがないシンプルなタイプなので、17,900円とお手頃価格でした。
マットレスは持ち帰りができる圧縮型。配送してもらいましたが、ほんとにこれがマットレス?という梱包時の大きさで広げたときは驚きました。
決して薄いとか、物足りないということはなく普通のマットレスと比べてもそん色ありません。
エレベーターがない建物なので、マットレスを運んでもらえるかどうか心配だったんですが、このタイプならまったく問題なし!
廃棄するときも細かくして捨てられるそうなので、運び出すときのことを考えてもこれにしてよかったと思います。圧縮しなおすことはできないですけどね。
ベッドフレームはニトリの店舗を実際に見に行きました。
セミダブルの大きさがどのくらいかどうか確かめたかったのと、梱包の段階で建物の階段を通過できるか心配だったので。
搬入できるかどうか心配と店員さんに相談したところ、わざわざダンボールに入れた梱包の段階の物を持ってきて見せてくれました。
「実際の梱包はこの大きさなので、問題なく搬入できると思いますよ」
とのこと。これだけ親切な店員さんだと、その場で買いたい気持ちになったのですが残念ながら在庫がなく、 3月末に注文して納品は4月末でした。
でも待った甲斐があってとても寝心地も良く、寝つきもいいのでとても満足しています。セミダブルにしてよかったー!
ビアレッティ・マッキネッタの使い方。おいしいエスプレッソを淹れてみよう
見た目もおしゃれなイタリア・ビアレッティ社のモカ・エキスプレス。イタリアでは『モカ』とか『マッキネッタ』と呼ばれています。
イタリアでも最近は家庭用カフェマシンが普及していて、このマキネッタを使っている人は限られています。
家を出て学生同士で共同生活をしている若い子とか、キャンプに出かけたときなど。
でも見た目がかわいいし、 なんだか本格的なエスプレッソが淹れられそうで思わず買ってしまったという方も多いのではないでしょうか。
今日は、私がイタリアでイタリア人に教わった『マッキネッタを使った美味しいエスプレッソを淹れる方法』を説明していきたいと思います。
この方法でコーヒーを淹れたら、イタリア人の料理上手な友達に「誰がこのコーヒー入れたの?おいしい!」と言われたんです!フフフ。
- マッキネッタとは
- ①エスプレッソ用に挽かれたコーヒーを用意
- ②マキネッタのタンク部分に水を入れる
- ③網目の部分にコーヒーを入れる
- ④しっかりとネジ部分をしめる
- ⑤火にかける
- ⑥コーヒーが沸き上がる
- ⑦すぐ飲む。
- ⑧洗うときは洗剤を使わずに
マッキネッタとは
このマッキネッタを見たとき『こんなんでどうやってコーヒーを入れるの?』と思った方もいるでしょう。
マキネッタは下のタンク部分に水を入れて火にかけ、その水が煮立ってコーヒー部分を通過して(語彙…)出てくる。というしくみです。
イタリアの市場ではノーブランドのマッキネッタも売られていますが、イタリア人はだいたいビアレッティのものを使ってます。1杯~6杯くらいまで淹れらるサイズが揃ってます。
イタリアの家庭では朝、自分たちが飲むように2杯分のマッキネッタが1個、大勢で食事をしたとき用に6杯用が一個、という風に 使い分けていました。
でも、今はカプセルや挽いた豆、チャルダ(ざぶとんみたいなの)で淹れられるマシンを使っている家庭が多いですね。
でもマッキネッタは直火式、そしてこれ1つでエスプレッソが淹れられるので便利なんですよ。キャンプや夏のバカンスに持っていく人も多いです。
ではさっそく、マッキネッタの使い方を説明していきます!
①エスプレッソ用に挽かれたコーヒーを用意
コーヒー豆はできればエスプレッソ用に惹かれたものを用意しましょう。
エスプレッソ用のコーヒーはペーパードリップ用のものよりもかなり細かくを引かれています。画像はビアレッティのコーヒーです。
カルディなどでも豆をエスプレッソ用に挽いてくれはしますが、うーん…というものが多く。ラヴァッツァかなんかでいいので、イタリアのメーカーのものをお買い求めいただくのがいいかと。
②マキネッタのタンク部分に水を入れる
水の量は諸説あるのですが、私は南部マテーラ出身の友人が行っていた『じょうご部分を入れたときにうっすら水がにじみ出るくらい』の量でやってます。
こんな感じですかね。
なお、エスプレッソを淹れるときは水道水を使ってます。なぜならイタリアの水は硬水。イタリアのコーヒーには硬水が合うと思っているので、水道水です。
③網目の部分にコーヒーを入れる
じょうごの網目部分にコーヒーを淹れます。山盛り。
これも諸説あって、つぶさないようにという人もいますが、私が教わったのはすり切りくらいまで入れたあと、山盛りになるようにふんわりのせて軽く押さえる感じ。
軽い山盛りって感じですかね。少ないのはダメですが、あとはできあがりの濃さの好みにもよるので、調節してみてください。
押したらダメ、 と説明している日本語のサイトもありましたが、もともとイタリアのバールでエスプレッソを入れるときはぎゅっと押しているので、私としては軽く押していいと思っています。
そしてくれぐれも2と3の順序を逆にしないように。じょうご部分に先にコーヒーを詰めてしまうと、タンクに水を入れられなくなってしまいます。
④しっかりとネジ部分をしめる
タンク部分に上部を接続します。ネジになってるので、しっかりしめましょう。
この締めが甘いと火にかけたとき、コーヒーがあふれ出てきてレンジ周りが悲惨な状態になるので注意してください。
⑤火にかける
本体を火にかけます。火口が大きすぎる場合は五徳(ごとく)をのせましょう。
中火より少し弱いくらいがベスト。マッキネッタの大きさによって調整してください。
火を強くし過ぎると、私のマッキネッタのようにプラスチック部分が溶けてしまいます。ひえー。
ちなみにイタリアのガス台は4つあるのが普通なのですが、いまもこのマッキネッタ用の小さい火口が用意されています。
⑥コーヒーが沸き上がる
タンク内の水が沸騰するとコーヒーとしては湧き上がってきます。
上部が8割程度満たされたら火を止めます(余熱でもあがってくるため)。
⑦すぐ飲む。
暖かいうちに飲みましょう。
エスプレッソは熱々のうちに飲むもの。アメリカンのように新聞を読みながらゆっくり飲むというものではありません。
イタリアではバリスタがコーヒーを入れる間、 お客さんが砂糖の袋をもって待ち構えていることがよくあります。
とはいえ、コーヒー豆にこだわっているバリスタだと『砂糖を入れたらだめ!コーヒーの香りが台無しになる』といって砂糖を入れさせなかったりしました。
エスプレッソ(急行)は『さっさと飲むから』という説もあります。
イタリアのバールでのんびりしていて、目を離すとその間にバリスタが片付けているということもしばしばでした。
⑧洗うときは洗剤を使わずに
マッキネッタが冷めたら水洗いします。洗剤は使わないように。
なぜかというと、洗剤がわずかでも残っていると火にかけたとき、泡が出てくるからとか、コーヒー味が損なわれるからだそう。
洗剤を使わないとマキネッタにコーヒーの色がわずかに残りますが、こうやって金属臭がなくなって、使い込んでいったマッキネッタの方が美味しいコーヒーを淹れられるというのがイタリア人の考え方でした。
同じようにバールで飲むコーヒーも。あまりお客さんが少ないバールだと、1日に入れるコーヒーの数が少なく、そのぶん美味しいコーヒーを飲むことができない……という考え方をする人も。
ちなみにバールのコーヒーのマシンは1日何杯入れたかカウントする機能がついていることが多いです。
こんな感じでイタリア人はコーヒーを淹れています。誰かのお家で食事をすると、最後に『Chi vuole un caffè ?(コーヒー飲む人?』と聞かれました。
食後だけではなく、集中したいときや頭痛がしたときなどにも飲んでいます。本格的なイタリアのエスプレッソを試したい方は是非、試してみてくださいね。
以上、ビアレッティ・マッキネッタの使い方でした!